2009年 06月 05日
1・2限と科目等履修生として受講している授業@春日キャンパス。 今日は延期されたグループ別プレゼンテーションの日。 ここのところ、同じグループになった20歳ぐらいの女子学生2人と打ち合わせを重ねてきた。大学院生とだと、友だち同士でさくさく終わらせよう!というふうにはなかなかならないから、結構面倒を掛けたのではなかったと思う。しかも、その大学院生が特派員の風貌(浅野忠信に似てるって言われたこともあるんだぞ、一応言っておくけれど)をしているわりには理論的な細かいところにうるさい、そんなわたしであったから、余計に面倒であったと思う。 プレゼンテーションするグループは全部で7つ。本来は8班あったのだが、1班分の受講生が履修放棄したので(たぶん)7つに減る。1限に3つの班、2限に4つの班と分かれた。わたしたちは8班(7番目)だから2限目、一番最後。 プレゼンテーションの内容は、 ① 「ナショナリズム」概念の時代的な変遷の有無の確認 ② 本発表で用いる「ナショナリズム」概念の定義 ③ アメリカないしカナダの博物館1つを選定、その設立、設立後の経緯、コレクションの内容といった概要の説明 ④ ②で定義した「ナショナリズム」概念を用いた③のミュージアムにおけるナショナリズム形成の分析 というように分節化される。 学類の授業だからそれに合わせた発表を、とも思ったが、そのレベルがどれほどかよくわからなかったので、「学会発表のようにやればいい」と論の厳密さにこだわって準備し、本番に挑んだ。 パワー・ポイントをはじめて使って発表した。(わたしは通常パワーポイントを使わないのだが、班として発表するのでそこは委ねた。) 結果としては、わたしたちの班がもっともわかりやすかったのではないかと思うのだが(!)、先生からは終わったあとに「わかりにくい」と言われる。「ざっくり言うと、こういうことでしょ?」と内容をまとめられ、「言葉にこだわって発表したから難しくなっちゃってる」というようなことを言われる。 わたしはむしろ他の班の発表がわかりにくかったのですが。レジュメも配ってないし(配ったのはわたしたちだけ)。 厳密さも言葉も大切だが、それとプレゼンテーションは別ということか。 しかし、今回はプレゼンテーションで求められた上掲4つのポイントを明示的に押さえ、また、それを枠にはめて順序立てて説明したのだからわかりやすいはずなのだが。 プレゼンテーションは相手が求めるものを見せるのであって、自分が求めるものを見せるのではない。だからそこに発表者側の主体性なんて要らないのかもしれない。 わたしはこのあたりのバランスがよくわかっていない。 以上、自己評価と他己評価のあいだで。 @研究室
by no828
| 2009-06-05 13:23
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自省のために。他者の言葉に出会うから自分の言葉を生み出せる。他者の言葉に浸かりすぎて自分の言葉が絞り出せなくなることもある。自分の言葉と向き合うからその言葉は磨かれる。よろしくお願いします。 by no828 カレンダー
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