思索の森と空の群青

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2010年 06月 24日

流行する共生をまずは相対化する

 ネット上でたまたま見つけた本2冊。まだ触れても読んでもいない。

 本当は“共生本出版企画会員制ブログ”に載せたほうがよいのであろうが、何となく気が進まないのでこちらにメモしておく。

 というよりも何よりも、「共生」、流行ってますねっ!
 
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 版元

 多文化共生キーワード事典編集委員会編,2010,『改訂版 多文化共生キーワード事典』明石書店.
 * どういう人たちが執筆しているのか気になるぞ。

 目次
 第1章 多文化社会とマイノリティ
 第2章 移民と日本人
 第3章 在日外国人
 第4章 教育
 第5章 政府・自治体
 第6章 市民運動・NPO
 資料編
 「多文化共生」関係法令等一覧 

 目次を瞥見すると、どうやら“日本の話”に限定されているみたいだ。


 
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 版元

 日本国際教育学会創立20周年記念年報編集委員会編,2010,『国際教育学の展開と多文化共生』学文社.

 目次
 先住民族をめぐる教育政策の課題と国際教育学の視座
 グローバル化における国際教育と「多文化共生」
 多文化共生社会におけるコミュニティと国際教育
 日本社会の多文化化に伴う教育上の課題と東京外国語大学の取組み―国際教育学への期待
 英国における「コミュニティの結束」政策とエスニック・マイノリティの教育
 激烈な生徒争奪戦を繰り広げる中国の中等職業学校
 中国における観光業中等職業学校の設立と発展―70‐80年代に設立された伝統校数校を事例として
 生涯学力と学力政策―イギリスの学校における「拡張サービス(extended service)」の取り組み
 学力政策と「普遍的学習行為」の形成―ロシアの場合
 生涯学力形成と学校教育―日本の場合
 中国の流動人口における養育環境―パーソナル・ネットワークとの関連において
 台湾の日本統治時代における「國語」教科書に見られる原住民の記述に関する考察
 オーストラリアの博物館における民族文化に関する活動―遺骨・遺物の返還を中心として
 日本国際教育学会20年のあゆみ

 目次の印象だと、わたしは“国際教育学者”ではなさそうだ。そもそも「国際教育学」も複数の意味合いを付与されることが多い。ここでは“国際理解教育+外国教育”という定式化でよろしいか。


 いずれにしても、「共生」概念がどのように把握・解釈されているのか、また、「共生」がどのように教育と関連付けられているのか、確認はしておきたい。わたしの近しい人で入手済みの方、入手予定の方、ご一報くださいませ。


@研究室
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by no828 | 2010-06-24 20:20 | 日日 | Comments(0)


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