思索の森と空の群青

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2010年 10月 27日

資本主義社会が巨大な「鉄の檻」になり、人々を閉じ込めている——中山元『〈ぼく〉と世界をつなぐ哲学』

c0131823_12262288.jpg中山元『〈ぼく〉と世界をつなぐ哲学』筑摩書房(ちくま新書)、2004年。

 版元

 _φ(..) メモ。



マックス・ウェーバー(一八六四〜一九二〇)はすでに一九〇五年前後から、西洋の資本主義社会の成立を分析し、資本主義社会が巨大な「鉄の檻」になり、人々を閉じ込めていると述べていた。
 ウェーバーはこう語っている。「われわれは職業人たらざるをえない。禁欲は修道院から職業生活のただ中に移され、世俗内的な道徳を支配し始め、こんどは機械的生産の技術的・経済的条件に縛りつけられている近代経済組織の、あの強力な世界秩序を作り上げるのに貢献したからである。この世界秩序たるや、圧倒的な力をもって、その歯車機構の中に入り込んでくる一切の個人の人生を決定しており、将来も化石燃料の最後の一片が燃え尽きるまで、決定し続けるだろう」(ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』)。

□(189-90)

 ウェーバーの『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』は恥ずかしながらきちんと読んでいない(マジで恥ずかしい!)。もちろん読んでいなくても哲学はできるのだと豪語することもできるが、しかし学問の共有のデータベースというものがあり、むろんそのデータベース自体を疑ってかかることも必要なのではあるが、そのためにもそれを自分の目で確かめておくことが肝要。
 『プロ倫』、ちゃんと買います、ちゃんと読みます。

 上掲引用箇所は本文のコンテクストの中で改めてその意を確認したいところ。ウェーバーもそんなこと言っていたのかーと思いまして。

@研究室
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by no828 | 2010-10-27 12:23 | 思索の森の言の葉は | Comments(0)


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