2012年 01月 20日
昨日から実家に帰ってきています。日曜には研究学園都市へと戻る予定です。以下、昨日のメモ。 10時30分頃、アパートを出発する。徒歩でT園高校前のバス停に行く。おばさんに話しかけられる。バスが来ないとのこと。T浦駅行きには2路線ある。一方はT浦二高経由(10時41分)、他方はS束町経由(同48分)。件のおばさんは、「わたしはS束町経由のに乗って途中で降りたいの、それはT浦二高経由だと通らないところなの、でもねバスがまだ来ないのよ(時刻はすでに10時51分頃)、それにね、41分のも来ていないようなのよ、どうしたのかしらね」。路線バスに関する有益な情報を持ち合わせていないわたしは、「遅れているようですね」という何の内容もない、カント先生的に言えばきわめて分析的なコメントを返し、おばさんは「そうなの、いつも遅れるの」と言う。 そんな会話ののちにバスが来て、わたしたち2人の前で止まるが、バスの前面および側面には「T浦二高」とある。しかし、おばさんは「あぁ、来た来た」と、そのバスのステップに足を掛け、乗車券を引き抜いて乗り込んでしまった。“まずい、これじゃないよおばさんっ!”と思ったわたしはおばさんを呼び止めようと決意したのだが、“このおばさん”を何と呼べばよいのかわからない。“「おばさん」ではやはり失礼か、「おばさん」はやはりわたしの内面に留めておいたほうがよいはずだ、では「おばさん」でないとすると「おねえさん」か、いやこれも適切ではない、明らかに「おねえさん」ではない、わたしの姉でもない、うー、うー、ここは無難に「すいません」で行くしかないっ!”ということを1秒以内に結論付け、「すいません」、聞こえていない、「すいませんっ! これは二高経由ですよ、S束町には行かないバスですよっ!」とご指摘する。「えっ」と振り向いたおばさんは急いで(と言ってもゆっくりだが)降りてきて、わたしが指差すバスの側面を見上げ、「あら、危なかったわ。すいません、ありがとうございます」と言う。 二高経由のバスが行ってまもなく、S束町経由のが来る。「あぁ、こっちですね、これです」とおばさんは乗り込み、前のほうに座る。わたしも乗り込み、1番後ろに座る。おばさんは宣言していたとおり、途中で降りていったが、そのさいにわたしにまた1礼していった。わたしもまた1礼。 教訓:自分のすること・したいことを宣言しておくと、誰かが手を差し延べてくれる(かもしれない)。 T浦駅までのバスの値段は460円。みどりの窓口で学割を使って買った最寄駅までの片道切符は2,850円。合計3,310円か。 駅前の「一成(いちなる)」(食べログ→ ●)で蕎麦。食べ終わってまだ時間があったため、駅ビルのなかの「EXCELSIOR(エクセルシオール)」(→ ●)でコーヒーを読みながら読書。「これからお淹れしますのでお席でお待ちください」と言われる。ここは注文ごとに淹れるのか。まもなく到着したコーヒーは、たしかにおいしかった。1週間以上ぶりにコーヒーを飲んだということもあるかもしれないが、おいしいと感じた。 12時33分発Iわき行きJ磐線に乗る。車内は読書。 14時58分Iわき駅着。15時41分発のB越T線(この変換にもいささか疲れてきた……)に乗り継ぐにはまだ早いと思いながらもとりあえずホームに行くと、汽車(電車ではない)はすでに到着・待機していた。“早っ!”と思い、“この早さは要らないからせめて1時間に1本は出してくれ”と思う。自販機で缶コーヒーを買おうと思ったが、缶コーヒーをあまりおいしいとは思わないわたしは、改札のところに看板の出ていた「ドトール」に行くことにする。改札を一旦出てエレベータで4階に行き、カウンターでホット・コーヒーを持ち帰りで頼む。 再び改札を通り、ホームに行き、汽車のドアのボタンを押して車内に入る。温かい。コーヒーを飲む。あまりおいしくない。保温時間が長いときの味がする。そういえば、コーヒー・メーカーにあったものを注いでいたような気がする。エクセルシオールと同じ系列なのに、サーブの仕方、コーヒーの味がここまで違うのか……。勝者エクセルシオール。 15時41分の定刻に発車。車内は読書。(途中で乗り込んできた某高校の生徒の車内態度は感心できないなぁ……。) 16時51分にF引駅着。母の車に乗り込み、そのまま食材の買い物へ。母の身体はまだ本調子ではないらしく、先週は2時間、今週は1時間の早退らしい。復調してはいるそうだ。 19時すぎに父が帰り、1番下の弟(にもかかわらず1番先に就職した弟)が20時すぎに帰り、20時30分頃から夕食。弟に「痩せた?」と訊かれた。かもしれない。 以上、昨日のメモ。今日はずっと雪が降っています。 @福島
by no828
| 2012-01-20 15:01
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自省のために。他者の言葉に出会うから自分の言葉を生み出せる。他者の言葉に浸かりすぎて自分の言葉が絞り出せなくなることもある。自分の言葉と向き合うからその言葉は磨かれる。よろしくお願いします。 by no828 カレンダー
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