思索の森と空の群青

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2012年 04月 01日

新年度のはじまりの日曜の午後の多少の鬱屈

 4月になりました。1日であの日ですが、気の利いた嘘は言えません。ただ、胃の調子はあまりよくありません。嘘と胃とのあいだに有意な関係はありません。

 先日も書きましたが、おかげさまで3月23日付けで 博士(教育学) の学位を授与され、長らく居座った大学院も修了となりました。陰に陽に応援してくださっていたみなさま、どうもありがとうございました(存在するだけで、その存在だけで、充分に「応援」を意味する場合があることを今回は実感しました)。

 先に「修了」と書きましたが、大学院の場合は「卒業」とは一般に言いません。「修了」と言います。が、“大学院を終えること”を何と呼ぶかは、少々複雑です。厳密には、学位を取得した場合のみを「修了」と呼びます。整理してみます。たぶん5種類あります。

 ① 学位を取得し、大学院を終える場合……修了
 ② 学位は取得していないが、規定単位はすべて取得し、規定年限を満了するかたち(もはや学籍を置けない)で大学院を終える場合……単位取得満期退学
 ③ 学位は取得していないが規定単位はすべて取得し、規定年限も満了せずに大学院を終える場合……単位取得退学
 ④ 学位も規定単位も取得しきらずに大学院を終える場合……中途退学
 ⑤ 一貫制博士課程において修士号を取得して大学院を終える場合……博士課程修士取得退学

 学術書の著者紹介欄を読むときに思い起こしていただければ嬉しいです。ちなみに、②③④は学位論文の完成よりも就職が先決した場合に多く見受けられます。“学位か就職か”というのは、人文学・社会科学系ではなかなかに差し迫った問いのようです。

 4月からは、常勤職に就くことが叶わなかったため、大学の博士特別研究員(という非常勤職員)と、これまでの専門学校と新たに短大の非常勤講師をしながら研究活動を継続していくことになります。拠点も変わりません。以前さえずりましたが、「博士特別研究員」は時給1,500円、週3時間以内と規定されていますので、1ヶ月最大18,000円の「給与」をいただくことができます。これを「謙虚」と読むか「皮肉」と読むかはお任せしますが、お金はないよりもあったほうがよいということをしみじみと実感していますので、この「給与」はありがたく頂戴し、全額書籍代に回したいと思います。「生活費」から「書籍代」の大部分を括り出すと、わたしの生活には以前よりも余裕が出るはずです。

 しかし、学会費(年会費)が上昇します。「学生会員」から「正会員」になりますので、学会費もおよそ倍になります(学生会員の年会費は大体5,000円)。この区分けで行くと“常勤職持ちの正会員”と“会費優遇の学生会員”とのあいだに存在する“非常勤職の正会員”がなかなか見えませんが、純粋に金額的な問題で捉えると、この“非常勤職の正会員”がもっとも苦しいと思われます。このお金の問題だけではありませんが、わたしがほとんど活動していない・できていない学会は退会しようかなと考えています。そもそも「学会」とは何でしょうか。よくわかりません。しかし、学会が栄える・学会の数が増えることと学問が盛んになることとは別、とは言えそうです。

 新年度もよろしくお願いいたします。
 

@研究室
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by no828 | 2012-04-01 14:55 | 日日 | Comments(0)


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