秋晴れ。
なのに今日も研究室。どこか遠くに行きたい。
遠くに行く理由は、実はあった。今日は某教育学会が某大学で行なわれていたからである。そこに行くという選択肢はあったのである。
が、行かなかった。
行かずに論文の構想を練っていた。
今日は、自己決定(権)について書かれた論文、自由と責任について書かれた論文、ケアの倫理について書かれた論文などに目を通して刺激をもらう(もらいすぎた)。
私の研究のテーマは、すごく大きなところで言うと「他者への態度」になるのかな、とか考える。
他者に対して何ができるのか、何をしてよいのか、あるいは何もしない方がよいのか、むしろしてはならないのか、そのように判断する規準は何か。
それを、自らの具体的な研究のテーマに重ねながら分節化して、ひとつの論になるよう整理する必要がある。
問いの難しさは研究を止める理由にはならない。
発表は31日である。そろそろまとめにかからねば。