バングラデシュのベンガル湾沿岸部がサイクロンに襲われた。
最初にそのニュースに接したのが英語のラジオ・ニュースであったため我が耳を疑った。しかし、インターネットで調べるかぎり、残念ながらニュースは事実であるらしい。
被害の状況については死者900人、1100人、そして2000人と未だ情報が錯綜しているようであるが、いずれにしても被害は生じている。
数は関係ない。ひとりでも被害を受けているのであれば、それは被害だ。
今この瞬間、UNICEF、赤十字、CAREその他の機関が救援活動を行なっている。
今この瞬間、わたしにできることは一体何であろう。
祈ることか。
しかし祈ったところで、死者が生き返るわけでもなければ、誰かの悲しみを少なくすることができるわけでもない。
それでもなお、今・ここにいるわたしには祈ることしかできない。
無力だ。