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思索の森と空の群青

onmymind.exblog.jp
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2007年 11月 26日

土曜日と日曜日、そして少しだけ月曜日

24日の土曜日は午後から上京。午前中のうちに洗濯、珈琲など。

目的は、映画「カルラのリスト」@東京都写真美術館 in 恵比寿を観るため。
「カルラのリスト」については別途書きたいと思う。

写美では、「写真新世紀東京展2007」が開催されていたので(そして無料であったので)、映画のチケットを買ってから1時間弱写真を鑑賞する。

わたしは写真それ自体よりも、題目および製作意図が実際の写真とどのような関係性にあるかに興味があるようだ。
「なるほど、この写真にこの題目を付けたか」とか、「こういう意図があったからこの写真を撮ったのか」とか。

これはたとえば、この現象をどのように名付けるか、自らの問題意識をどのように論文に埋め込むか、など研究という営みにも関連することである。

あるいはそうであったから、「写真」によって切り取られた現実をどう名付けるか、どういった意図でシャッターを押したのかに関心が寄せられたのかもしれない。

きっとそうだ。

映画のあとは銀座の伊東屋に行く予定であったが、時間の都合で行き先を池袋に変更する。

ジュンク堂へ。

「カルラのリスト」で「政治的駆け引き」を見せられたせいか、本にあまり引き込まれない。

それでも、本屋に来て本を買わないとは何事か、と思い、1冊購入。
読まねばならないと思っていた本であったから、いい機会ではあった。


日曜は14時から某研究会で某大学へ。
「教師の学力観」について、そして「移行期の正義」について。

関西/中部地方(どっち?)にある某大学に奉職されたF川さんがゼミ生を連れて来られる(ゼミ生は当然F川さんのことを「F川先生」と呼ぶわけであるが、わたしなどにはそれが新鮮な響きであった)。
また、東京の某大学院でJ. S. ミルの研究をされている某氏も来られる(某氏は功利主義者なのか)。

いつもより(知的にも)にぎやか。

先生:「はしもとくん、この本読んだ?えっと『貧困と・・・』」
わたし:「田中・・・の本ですか?」
先生:「そうそう、読んだ?」
わたし:「・・・いえ、まだです」
先生:「面白かったよ。関係してくると思うから読んでみなさい」
わたし:「はい、読みます」

研究会後、某書店に行って早速購入する。

先生は、お会いすると必ず研究上の刺激を与えてくださる。

研究せねば。


月曜日。晴れ。

大学に来て、某先生のところへ。
某卒論生の卒論についての打ち合わせ。わたしが見ることになったのである(提出まで1ヶ月を切ったところで、某先生は匙を投げたらしい。それでも先生か、と少し非難めく)。

そこに偶然別の某卒論生も相談に来て、その子の卒論も見ることになってしまう。

W, Why?

でも、論文指導も面白そうだ。

by no828 | 2007-11-26 12:48 | 日日


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