思索の森と空の群青

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2008年 06月 19日

「学問は対話だよね」「そうだよね」 <あなた>との、そして<わたし>自身との

晴れ

朝、研究室に来てから事務へ。研究室に戻ってきて新聞に目を通す。それから教育「の」植民地主義(教育「と」植民地主義ではなく)についての論文を読む。

論文を読んでいるとき(11時30分ぐらい)、「あ、今日は午後からずっと授業だ」と気付く。「ごはんを食べるなら今しかない」と思ってパンを買いに行く。3つ買って2つ食べる。

12時15分から13時40分まで授業。新自由主義について。アマルティア・センの理論について訊かれる。不意打ち。何とか答える。

13時45分から16時50分までまた別の授業。市民的公共性について。「市民的公共性」が「市民の……公共性のあるもの……」と定義されていて驚く。「公共性」を定義するのに「公共性」という言葉を使ってはいけないではないか。「みかん」とは「橙色のみかんである」と定義しているようなものではないか。これでは何の説明にもなっていない。ただ、議論の趣旨としては、わたしがこれまで市民的公共性論に対して感じてきた違和が率直に語られており、そのかぎりで好感が持てた論文であった。

17時開始の研究会までのあいだに残りのパンを食べる。が、17時開始だと思っていた研究会は先生の会議の都合で17時30分から。終わったのは19時。研究会ではケーキとせんべいと「鱒パイ」(って何だ?おそろしくてまだ食べていない。富山土産。「鰻パイ」ならわかるのだが)が出た。

そして19時過ぎから20時45分まで中国人留学生の先輩の研究の相談にのる。

先輩の相談は予定になかったのだが、研究会のあと「新自由主義思想について……」のような話から始まり、いつ間にか先輩の研究の話になって「どうすればよいと思いますか」と相談される。

「ええ?『どうすれば』って訊かれても……」

ホワイトボードを駆使して、問題意識、研究の目的、論理展開などを一緒に整理する。

彼女の問題意識がようやくわかった気がする。「あ、問題意識はそこにあったのか」。よかった。


今日はあまり自分の研究が進んでいない。しかし、他者の発表を聴き、異分野の研究を知ることが、きっと自分の研究にもつながってくるはずだ、と思う。「それは自分の研究とは関係ない」という言葉は研究においては禁句である。もちろん、自分の領域、自分の研究以外のところに比重を置きすぎるのも問題ではあるのだが、と自戒を込めて。


@研究室
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by no828 | 2008-06-19 21:18 | 日日 | Comments(0)


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