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思索の森と空の群青

onmymind.exblog.jp
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2008年 08月 23日

文章急展開 「うー」から「ちひちひちっひー」へ

くもり ときどき 雨

今日は、学会発表の準備のため、午後から研究室に来る。小雨がぱらぱら。

「教育権」に関する文献を読む。議論の整理はできたが、特別新しい情報は得られず。

わたしのなかには、修士論文が終わってからずっと、「その子どもに誰が教育すればよいのか」という問いがあって、それを考えるために日本で議論されてきた教育権論を参照している。が、「これだ」というのがない。今日読んだ文献では、「誰が子どもに教育すればよいのか」「まずは親だ」という議論が展開されていたのだが、いまいち納得できない。納得できないのはなぜなのか、まだよくわかっていないのだが、その一因として「わたしがまだ親になったことがないから」が挙げられるのではないか。

などと考えていたのだが、今回の学会発表のねらいは教育権論を塗り替えることではない。もちろん教育権は関連するのだが、今回のねらいは別のところにある。

しかし、そのねらいをきれいに達成できるか、心許ない。

6月末の学会でもそうであったが、わたしは「これが答えだ」ときれいに結論を提示することができない。「これが答えだ」と簡単に提示できる問題を扱っているわけではないから、「この問題については、ああでもないし、こうでもないのだ。逆に言えば、ああでもあるし、こうでもある」と言わざるをえないし、そのように言うことがむしろ必要であると考えてはいるのだが、やはりすっきりはしない。

学会では、「こういう問題を言葉にして表現できることがすごいと思いますよ」と司会の先生に慰められたのだが、自分のなかでは突き抜けることができずにもがいていた。

今回も「言葉にする」、換言すれば「問題を整理する」というところで終わってしまいそうだ。もちろん、そのような作業がすでになされているというわけではないから、言葉にする/問題を整理するだけでも意義はあると思うのだが、「これだ」と言えないのはもどかしい。

同時に、わたしの取り組んでいる問題に関しては「これだ」と言ってしまってはいけないような気もしていて、自分のなかでも混乱がある。

うー。

と、わたしの悶々を書いてきて何なのだが、今日はちひちひちっひーの誕生日。

ちひろ、誕生日おめでとう。

コンサートのスタッフ、お疲れさま。足は治ったかしら。

宿舎の前での人間ピラミッドから10年近く経ちますが、あのときの記憶はいまでも鮮やかです。

また呑もうね。


@研究室

by no828 | 2008-08-23 20:43 | 友人


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