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思索の森と空の群青

onmymind.exblog.jp
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2009年 05月 01日

目には見えない

 1・2限と某春日キャンパスにて授業(を受ける……そろそろ「をする」になりたい。非常勤講師等のお仕事があれば喜んでお引き受けいたします)。

 授業が始まる前にちひろから携帯電話にメイル。すぐには返せず。返信は結局夜になってから……すまぬ。

 授業は豚インフルエンザの話から。「10日間自宅待機になっても生きながらえるぐらいの食糧はあるか?」とか。

 た、たぶん、大丈夫です。

 お昼に授業が終わって研究棟に行く。

 お昼を食べ、某英語圏の雑誌社から論文のダウンロードを何本か。腹ごなしに書籍部まで歩いて陽光を浴びる。『現代思想』(特集:ケインズ)を買うつもりで行ったら、『BRUTUS』が「居住空間学2009」を特集していたのでついでに買ってしまう。家とか部屋とか、こだわりたいという思いがある。気に入ったものだけを家には置きたいという思いがある。とくに本棚、上手に置きたい、作りたい。Arts and Crafts.

 研究室に戻って「自決 self-determination」の勉強。6月末の学会発表に絡むところ。「自決」と「独立国家」は直結されない、とか。「自己決定」にしてもそうだが、「決める」に結構こだわっているような気がするわたし。

 夕方から某作業。

 帰ろうと思って研究棟を出たら、4色ボールペン+シャープペンシルが一体化した愛用のペンを研究室に忘れたことに気付いて急いで戻る。これがないと不安。

 帰りに某ドラッグ・ストアで洗顔フォームとお酒を買ってから帰宅。「10日分の食糧」が頭をよぎり、念のため5食入りのインスタント・ラーメンを1パック買っておく。

 
 「目に見えないこと」はおそろしい。今回の豚インフルエンザで改めて思ったけれど、「愛」とか「自律」とか「自尊心」とか、人間に決定的な影響を与えるものは、すべて目には見えない気がするなあ……。近代は人間の手で何でも制御できると思ったのかもしれないけれど、そうではない……あるいは、何でも制御し(ようとし)た結果、制御できないことが顕わになった、ということか。


@自室

by no828 | 2009-05-01 23:30 | 日日


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