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思索の森と空の群青

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2009年 05月 12日

はじめに結論、次に根拠

 今日は蒸すな……。でも、帰宅してから40分走った。汗、だらだら。いろいろ汗と一緒に流したかったので、むしろ空気の状態はよかったと言うべきかもしれない。ビールは我慢。


24(157) 野口吉昭『いつでも、だれでも、なんにでも使える! 考え・書き・話す「3つ」の魔法』幻冬舎、2009年。
 ※ 名前の「吉」の上部は「士」ではなく「土」。
 読了日:2009年5月6日


 20分から30分ほどで読了。

 3つにこだわれ、物事は3つに分節化せよ、がメッセージ。

 論文を書くのと重なるところあり。論理的な文章を書く、読む人がわかるように書く――これ、基本。

 論理的思考法の基本は、「はじめに結論、次に根拠」である。本文では、①結論、②根拠、③事実となっている。が、③がよくわからない。③は②にまとめてよい。「まず結論、次に根拠」である。

 これは論文――あるいは研究計画書、研究申請書など、論理で勝負の文章――も同じである。「いい論文が書けるときってのはね、結論がもう先にあるんだよ」と以前某先生がおっしゃっていたが、それである。「これを主張したい」がまずあり、だからそれを根拠付ける作業を複数行なうという流れである。

 何を言いたいのか、それがなければ話は進まない。


 「〔……〕自分の自慢ばかり書いてあるラブレターを渡しても、相手は『なんだ、これ?』と思って、いい気持ちはしないはずです。
 企画書もラブレターと同じ。相手のことを思い、つき合うといいことがあると感じさせることが重要なのです」(p. 132、強調略)。

 これは研究助成金の申請時、就職活動時に効いてくるはず。自分で選ぶとき、ではなく、自分を選んでもらうとき、の心構え。


@自室

by no828 | 2009-05-12 23:21 | 人+本=体


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