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思索の森と空の群青

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2010年 03月 05日

倫理学は本来は根本の正邪というか正誤を論じるものであるのに

 引き続き。

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 版元

 杉本武郎・立岩真也,2010,「『医療的ケア』が繋ぐもの」『現代思想』38(3): 52-81.
 
 なお、この号の特集は「医療現場への問い——医療・福祉の転換点で」。


立岩 〔略〕
 倫理学は本来は根本の正邪というか正誤を論じるものであるのに、〔生命倫理学は〕一番ベースの部分は決まったか決まったことにしているかにして、マニュアルを作ったり手続き化したりする方向の仕事を自らの仕事にし、他方、自分たちがやっていることとこれからやることを後ろめたくなくよいことだと思いたい医学会がうまい具合に組み合わさって、すっきりしたがっているという感じが僕にはします。
杉本 その通りだと思います。〔略〕

■(81 〔〕は引用者)


@研究室

by no828 | 2010-03-05 20:55 | 思索の森の言の葉は


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