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思索の森と空の群青

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2012年 03月 25日

花さま若さま、おめでとうございます

花さま若さま、おめでとうございます_c0131823_17242750.jpg 昨日土曜は東京。非常勤講師先の教員会議と友人 はな(新婦)の結婚式・披露宴。(写真は後者会場の、雨上がりの庭の風景です。)
 
 6時30分に起床。やや頭痛。お酒に受煙が加わると必定です。外は雨。8時にアパートを出発。徒歩で駅へ。8時28分のTX快速。マスク。車内は読書。10時前にS江古田駅着。駅前のMドナルドへ直行。朝M(「ハッシュポテト」付き。「ハッシュドポテト」でも「8種ポテト」でもない)。コーヒーで深呼吸。雨はかなり小降りだが、傘の人が9割。折りたたみ傘を開くのが面倒なわたしは傘なしで歩きました(本末転倒)。15分ほどで看護学校到着。10時30分から会議。今年度の反省と来年度の方針などを確認。終了は予定の12時を越し、学校を出たのは12時25分くらいになってしまいました。外は本降り。傘を開いて急いでE古田駅へ。


 都営線を乗り継ぎS金台へ。最短最速を目指していたら、14時までに行けばよいところを、13時30分には到着。近くのBオフへ。コンディヤック『人間認識起源論 上』(岩波文庫、1994年)などを購入(下巻は不在)。会議中に母から電話があったため、ここで折り返しの電話(博士論文の「製本」が「出版(本として)」だと思っていたらしい、など)。そのあと、H芳園へ。と言っても、目の前です。敷地内で“本館どこ?”と彷徨っていたら、係の人に「白線の上を歩いてください」と注意されました。外套と(会議資料のぎっしり詰まった重い)鞄をクロークに預け、Dらとともに控室へ。新郎が学類の1つ上のため、ドクターS藤ほか先輩方もちらほら。控室にはS平やKちゃんらが先着でした。


花さま若さま、おめでとうございます_c0131823_17281232.jpg 敷地内の教会へ。新郎入場から「よっ!」と声の掛かる明るく楽しい雰囲気でした。個人的な感想を(書かないほうがよいかなと思いながら)小声で書いてしまいますが、牧師の話がやや(かなり?)冗長でした。長く話しても薄まらない内容、ではなかったと言わざるをえません。ついつい私的見解をしゃべりたくなってしまうくらいに温暖な雰囲気であったことはたしかですが、だからといって、です。儀式に必要な、そして重要なことは、私を滅した“型”ではないか、「淡々と」あるいは「粛々と」という副詞ではないか、その儀式の形式性によって逆に確保される新郎新婦および出席者の内面の振幅ではないか、と思います。もちろん、新郎新婦のおふたりがとくに問題を認めていないのであればそれこそ何の問題もありませんし、はな は「式のことは緊張であまり憶えていない」とも言っていました。(牧師についても事前に打ち合わせをすることはできるのでしょうか。)


花さま若さま、おめでとうございます_c0131823_17275444.jpg 挙式ののち、外でフラワー・シャワーとブーケ・トス。写真は「まさにブーケを投げんとす、の新婦」と「まさにブーケを受けとらんがために前景化せんとす、の方々」であります。


 注:後者につきましては、プライバシー保護のため、足元のみの撮影となっております。(優しいなぁ……)


花さま若さま、おめでとうございます_c0131823_17294672.jpg 披露宴会場は木の温もりに溢れていました。照明の当て方もあると思いますが、落ち着きの演出だと感じました。

 席に置かれていた新婦からのメッセージには、“報告を待っています”とありました。いきなり2ショットの写メを送ってくれてもよいし、ツイッター(暗号文可)でもよいから、ということでした。うーん。後者には幹事長の例がありますが……(暗号ではなかったけれど)。


花さま若さま、おめでとうございます_c0131823_1730531.jpg 内容は、「楽しい会にするよー」という新婦からもらったメールにあったように、新郎新婦の入場からすでに「楽しい」ものでした。お色直しからの再入場の仕方も、インパクトがありました。Mちこの挨拶にもあったように、物事の本質を掴むという点に新婦の力はありますし、だからそれが使い方によっては“毒を吐く”ということにもなるのですが(泣かされた男子は挙手っ!はいっ、Q!)、これからは人びとを“はっとさせる”ほうにその力を一層発揮してほしいと思いました。

 その力は、最後の新婦の手紙にも反映されていました。だからこその乾きと、だからこその湿り気が、その言葉には同居していたように思います。事情を知らなかったわたしは、“そうだったんだなぁ”と思いながら聴いていました。


花さま若さま、おめでとうございます_c0131823_1821970.jpg ちなみに、引き出物はそれぞれ違っていたようで(たぶん)、わたしのには「研究がんばって」の付箋とともに、イタリーなペン・ケースが入っていました。わお。最後、新郎新婦と親御さんとご挨拶しながらの退場のときには、名前入りの鉛筆をもらいました。わお。Pほかと「削れないよ」「ナイフで削って大事に使うか」「もったいないよ」と言い合いましたが、個人的には結局、研究室の机の上に飾ることになりそうです。

 たくさんの人が披露宴に呼ばれていましたが、新郎新婦がそのなかの一人ひとりときちんと関係しようとする姿勢がすごく伝わってきました。嬉しかったです。呼んでくれて、ありがとうございました。

 そして改めて、おめでとうございます。(「乾杯の挨拶は短く、ふたりの幸せは末永く」、新郎上司の方の乾杯のご発声、これ結構ヒットしました。)


 
@研究室

by no828 | 2012-03-25 19:18 | 友人


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