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思索の森と空の群青

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2012年 04月 04日

仰向けに寝転びながら単行本を軽々と支え読むための腕力がほしい

 昨日は胃痛と頭痛のため、また、暴風雨のため、研究室には来ず、部屋で寝転びながら本を読んでいました。とりわけ後者のような、こうした明確な理由というか大義がないと研究室に行かなくてもよいと思えないのが悲しいところです。幸運なことに、喫緊の締切もありませんでした(その代わり、というか何というか、今日明日にいくつかあります)。

 寝転びながら読める本は、やはり文庫に限られ、また、寝転びながら(=上を向きながら)線を滑らかに引くことのできるペンを持たないわたしにとっては、必然的に線を引く必要のない(けれどページの角は折ることのできる)本を選択することになり、結果として読む本は“非”学術書のジャンルになります。学術書だと、机に向かって“むむっ”と本と対峙しないといけないことに個人的にはなっています。というわけで、昨日は3冊半ほど(1,000ページほど)読みましたが、どれも学術書ではありません。

 とは言うものの、最近文学と哲学との境目がよくわからなくなってきたぞと思うわたしにとっては、文学書を読むこともまた“修行”(また大仰な……)の一環にも数えられます。文学で摂取することのできた認識については、(教育)哲学のほうへと積極的に招き入れ、既存の知識との関係付けを行なっていこうと考えています。手応えというのは、あるいは方法的な手応えに限ったとしても、まだありません。

 夜になって母から「風は大丈夫?」とメールが来ました。「凄まじい音がします。アパートごと吹き飛ばされそうです」というようなことを返したら、「体重で支えてください」と戻ってきました。絶句です。無理でしょう。70kg ありませんよ。

 昨日1日身体の力を抜いたためか、今日は胃痛も頭痛もだいぶ緩和されました。身分の変化も加わったため、年度切替のストレスがあるのかもしれません。早く“悟りの境地”に至りたいものです(まだまだ甘いわたしであります)。

 午後から読書会があったため、今日は10時すぎに研究室に来ました。風は相変わらず強かったです。証明写真が必要であったため、大学に来る途中にコンビニの前に設置された、あの箱に寄りました。しかし、強風のために閉めたカーテンが内部に吹き込み、撮影ができませんでした。撮影を強行したら、出来上がった写真のわたしの左には変な襞が映ったことでしょう。一体何の証明でしょうか。明日にでも再挑戦します。


@研究室

by no828 | 2012-04-04 16:17 | 日日


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