人気ブログランキング | 話題のタグを見る

思索の森と空の群青

onmymind.exblog.jp
ブログトップ
2013年 03月 03日

本を読むのにビールは速すぎる

本を読むのにビールは速すぎる_c0131823_1741865.jpg ウィスキーを覚えよう、というのが今年の目標です。「目標」とは言うものの、何がどうなったら達成されたことになるのかわかりません。そう思うようになった理由は2つ。1つは、村上春樹『もし僕らのことばがウィスキーであったなら』(→ )を読み、アイルランドのウィスキーに興味を持ったからです。ただのウィスキーではなく、アイルランドのウィスキーです。とてもおいしそうに思えました。村上春樹も、これを読んでウィスキーを飲みたいと思ってくれたらうれしいといったことを書いていましたが、まさにそれです。

 もう1つは、本を読むのにビールの摂取スピードは速すぎるから、本を読むのに最適なお酒はウィスキーではないかと(村上春樹に書いてあったわけではないものの)仮説したからです。わたしは普段ビールを愛飲しています。ビールを飲むときは本を読みます。本を読みながらビールを飲みます。読む本は主に小説です。学術書は読みません。堅くても新書です。大体は小説です。長篇が好きです。しかし最近、本とビールの組み合わせに問題を見出しはじめました。それまでは問題を感じていませんでした。何が原因かもわかりませんが、本を読むのにビールのペースは速すぎると感じるようになりました。そこでウィスキーに足を踏み入れるならいまだ、と思ったわけです。もちろん本とビールの組み合わせの再考の方法には、わたしの選択した後者飲み物を変更するのと、わたしの選択しなかった前者書物を変更するのと、2つあります。ビールに合う本、というのも、あるいはあるのかもしれませんが、すぐには思いつきません。


本を読むのにビールは速すぎる_c0131823_1741712.jpg Yまや へ行って、ウィスキーのコーナーをはじめてじっくり見回し、何種類かあったアイルランド産のまとまりに焦点を定め、結局「JAMESON(ジェムソン)」(ジェイムソンではないらしい)に決めました。豆かチョコレートが合うと聞いていました。たしかにどちらも合います。写真は、このまえV連帯んでーレンタインデーにいただいたチョコレートとともに、です。チョコレートはまだ残っていて、しかも実家からの支援物資として、父が職場でもらったと思しきチョコレートが転用・流用されてきましたので、しばらく自ら買わなくてよい状況です(父の職場のみなさま、どうもありがとうございます)。

 ウィスキーは氷は投入せず、水で割ることもせず、チェイサーに水を用意しながらストレートで飲んでいます。だから速く飲むことができません。本を読むのにちょうどよいのではないかと思います。飲み慣れた、味を覚えた、などとはまだまだ言えません。少しずつ、ゆっくり、行きたいと思います。

 とはいえ、ビールを飲まなくなったわけではありません。1杯目はビールです。とりあえずビール、ではなく、きちんとビールを飲みます。ビールを飲んでいるあいだは本が読めませんが、ビールを飲んでいる時間はとても短いので、そこは待ちます。


@研究室

by no828 | 2013-03-03 17:58 | 日日


<< あたしが他の“何か”であっちゃ...      人が理解してくれることが、何よ... >>