メリー・クリスマス。
拒まなければ、そこに愛はあるのかもしれない。
愛がないと感じられるのは、それを自分が拒んでいるからかもしれない。
成就しない恋はあっても、成就しない愛はないのかもしれない。
と考えていたら、以下の文章が思い出された。
「どうしても孤独がいやだと思うなら反省してみてください。あなたは自分しか愛していないのではないですか。こういう相手じゃいやだなどと、自分で愛を拒んでいませんか。自分以外のものを愛しなさい。犬でもゴキブリでも、愛すれば友達になってくれます」(土屋賢二『紅茶を注文する方法』文藝春秋、2002年、p. 175)。
今夜映画を観たい人には「ラヴ・アクチュアリー」を。
今夜小説を読みたい人には『クリスマス・キャロル』を。
人の温かさは、きっとそこにあるはずだ。