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思索の森と空の群青

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2008年 02月 29日

論文と通訳と急すぎるご案内

晴れ。穏やかに。

今日は午後から某研究所の先生の留学生向け出張講義のお手伝いをする。
日―英の通訳のお手伝いである。

実はこの「某研究所の先生」とは、わたしの研究発表を「卒論レベルだ」と切り捨てた先生であり、わたしの『***研究』掲載論文を読んでコメントまでくださった先生であり、「わたしの論文の草稿を送るから、これについては逆にコメントをもらえるとうれしい」と言ってくださった先生のことである。

それにしても、である。英語を話すのは久しぶりである。

不安なので、講義の前にBBCのインターネット・ラジオを聴いたり、英語論文を音読したり、「アリー」のシーンを思い浮かべたりして英語の気分を高める。

それがさっき終わった。
講義のすべてを英訳するわけではなかったし、留学生からの質問のすべてを和訳する必要もなかったので、それなりに任務を遂行できたように思われる。

そういうわけで午前中は、その先生が送ってくださった先生の論文の草稿を大急ぎで再読する。
講義とは関係ない論文なのであるが、「あれ、どうだった?」と訊かれたときにお応えできるように。
論文のテーマは「日本の国際教育協力の政策史」で、そのときどきの政策をめぐる省庁レヴェルの議論も紹介されていた。
外務省と文部省の主張の根拠の違いなど、知らないことがたくさん書いてあって勉強になった(外務省・対・文部省という対立構図を勝手に描いてみると、やはりわたしは文部省の考え方に近いようだ)。
きちんとコメントを考えて先生にお送りしなければならない。

そういえば、わたしの「専門」領域の論文を読んだのも久しぶりな気がする。

もちろん、だからといって先生の論文を読んで「わからない。ついてゆけない」と思ったわけではない。しかし、研究動向を把握するためにも最近の「国際教育協力」分野の論文を読んでおかねばならない。そう思った。


講義を終えられた先生をバス停までお送りしたとき、「ちょっと時間あるなら、センターのあたりでお茶でも飲みながら〔=酒も呑みながら―引用者註〕論文のこととか話しませんか?」とお誘いを受けた。

これには、講義の直後に先生とわたしを含め4人でお茶を飲む時間があったのだが、そこでわたしの論文について議論するわけにもゆかなかった(だって他の人もいるし)という背景がある。

そういうわけで喜んでお供したかったのであるが、「残念ながらこれから読書会がありますので、また東京の研究会のときによろしくお願いいたします」というかたちでお断りしなければならなかった。

そう、これから読書会なのである。


あ、急すぎますが、以下のようなシンポジウム(?)が、明日、あります。
当日の飛び入り参加も可能なようです。

もう少し早くご案内できればよかったのですが、わたしも今日の昼に申込のメールを送ったぐらいなのです。

■「国際協力における社会起業家の役割」■

【日時】
 3月1日(土) 14:00~17:00(受付開始13:30)
【場所】
 早稲田大学西早稲田キャンパス14号館201教室
 地下鉄東西線早稲田駅より徒歩8分
 都営荒川線早稲田駅より徒歩5分
 http://www.waseda.jp/jp/campus/index.html
【内容】
 基調講演 「社会、そして国際協力における社会起業家の役割」
 パネルディスカッション 「『選ぶ』国際協力へ~社会起業家という選択~」
 ファシリテーター:日本経済新聞編集委員 原田勝広氏
 パネリスト:
 (株)イオンフォレスト ザ・ボディショップ 藤田紀久子氏
 (株)マザーハウス 山口絵理子氏
 (株)ユナイテッドピープル イーココロ! 関根健次氏
 NPO法人かものはしプロジェクト 村田早耶香氏
【参加費】
 無料
【申込】
 下記申込フォームにご記入のうえ、
 social.entrepreneur.symposium@gmail.com
までメールでお申込ください。
 ※ 当日の飛び入り参加も可能になりました。
【問合・申込先】
 ジャパン・プラットフォーム学生ネットワーク(イベント班)
 MAIL: social.entrepreneur.symposium@gmail.com
 URL: http://www.japanplatform-studentnetwork.org/

――お申込フォーム―――――――――――――
氏名:
所属:
PCのEmailアドレス:
パネリストへの質問:
―――――――――――――――――――――

by no828 | 2008-02-29 18:46 | 日日


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