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思索の森と空の群青

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2008年 08月 08日

お酒は仲良くなったひとと呑む 仲良くなるためにお酒は呑まない

晴れ

猛暑日(たぶん)。

教員免許状更新制予備講習TA(Teaching Assistant)最終日。

昨夜は研究室に戻ってTAの仕事の合間を縫って読んでいた本を読み終えてから帰るも、どうも身体と精神が研究モードにならない。事務作業から研究への切り替えができない、昨日はそのように書いた。

しかし、そのあと「切り替えができないのなら、無理に切り替えなくてもよいのでは」という悟りに達し、帰宅してシャワーを浴びて夜ごはんを食べてまたシャワーを浴びてから寝て、今朝は4時30分に起きて(実際に起き上がったのは5時だが)、6時30分に研究室に来て思考の整理を行なう。すっきりする。

朝はたいへん集中できる。8時30分のTA集合時間までに終わらせねば、という締切があるからかもしれないが、集中できる。

集中できたのには、ほかにも理由があるように感じられる。

起きてラジオを入れて J-WAVE 。Dave Coz の Smooth Morning が流れていて、心地よい音楽が身体に沁みる。DPとまっきーと3人でニューヨークに行ったときのことを思い出す。6時からジョン・カビラ。Gooooooooooooooood Morining Tokyo! これで完全に起きる。

これらは早起きしなければ聴くことのできない番組である。したがって、これらの番組を聴くことができたということは早起きできたということであり、それを Dave とジョン認めてくれた、という気がする。研究室で集中できたのは、この「朝の承認」があったからかもしれない。そのように感じられるのである。

建物を移動して、講習の会場へ。

午前中は「現代教養」の講習のTAでずっと教室にいて、資料を配布したり、授業者用のマイクをセットしたり、個別冷房の温度調節をしたりしていた。

このなかでもっとも難しかったのが、冷房の温度調整である。

同じ温度なのに、「非常に暑いんですけど」(だから何だって言ってるじゃないか)と言うひとと、「すごく寒いんですけど」(以下、同文)と言う人がおられて対応に困る。冷房の風に直接当たるひととそうでないひととで感じ方が違うであろうし、そもそも何度から暑いと感じ、何度からは寒いと感じるのかはひとによって異なる。

すべてのひとを同時に満たすことはむずかしい。

午後は試験の準備と監督と解答用紙の整理、そして会場の撤収。

事務の方々とTAの統括責任者(わたしもそのひとりであったわけだが)は打ち上げへ。わたしは行かない。誘われて「どうしようかな」と迷った呑み会には行かないことにしている。迷って行った呑み会で楽しかった思い出がないからである。今日は迷った。だから行かない。もし、事務の方々と一緒にはじめからこの講習の準備をしてきたのであれば、「呑みたい」と思ったかもしれないが、今回はそうではない。敷かれたレール(でこぼこだったが)の上を進んだにすぎない。だから「一緒」という感じがしない。「仲良くなれた」という感じがしない。わたしはそこまで仲良くないひととお酒を呑みたいとは思わない。お酒は仲良くなったひとと呑むものである。仲良くなるためにお酒は呑まない。

そういうわけで会場撤収後研究室に戻ってきて、朝読むことのできなかった新聞に目をとおす。

今日は北京オリンピックの開会式があるようだが、まったく興味が湧かない。「オリンピック」というものがわたしにはよくわかっていない。「オリンピック」とは一体何なのか。

翻って高校野球。地元福島代表聖光学院は加古川北(西兵庫)を9‐2で下したようだ。

「地元」を応援したくなるのはなぜなのか。

これは、「日本」を応援したくなるのはなぜなのか、と同じ性質を持った問いなのであろうか。


@研究室

by no828 | 2008-08-08 20:21 | 日日


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