思索の森と空の群青

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2008年 09月 14日 ( 2 )


2008年 09月 14日

学会終了 哲学と実証研究のあいだについてすこしだけ

晴れ。温度、日差し、夏の残り物。

13日(土)、学会2日目最終日。

10時からフォーラム。「障害」をめぐって。

フォーラムがはじまる前の会場で、お世話になっている先生が(たぶんひとりぼっちのわたしを見かねて)ほかの先生方を紹介してくださる。お一方は大学院の大先輩の先生(失礼ながら先輩であることを存じ上げなかった)、もうお一方は超大御所の先生。

ありがとうございます。よろしくお願いします。

フォーラム後、「学生食堂の学生満足度調査」全国第1位(らしい)の某女子大学の食堂で先生とお昼を食べる。ここでもほかの先生を紹介してくださる。お一方はやはり大学院の大先輩で、もうお一方は別の某学会のほうでお名前を存じ上げている先生。

よろしくお願いします。(しかし、食事をしながら話す、というのは難しい。わたしの場合、どちらかに偏ってしまう。)

食後、同じキャンパス内にある「奉安殿」(「ほうあんでん」と読む)を見学に。

「奉安殿」とは(先生のご説明(を拝聴したわたしの理解)によると)、学校において御真影(天皇皇后の写真)と教育勅語を納めた建物のことをいう。




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某女子大学の奉安殿(すべての奉安殿がこのようなかたちをしていた、というわけではない)




当初、御真影と教育勅語は職員室などに保管されていたのだが、それが火事で燃えるなどしたため(そして校長が責任をとって(とらされて)割腹自殺をしたため)、金庫のように頑丈な建物として奉安殿が建てられた。

児童生徒(おそらく職員も)は、この奉安殿のそばを通るときは、敬礼をしなければならなかった。

また、紀元節(2月11日「建国記念日」)のときには、ここから御真影と教育勅語が取り出され、全職員・児童生徒の前で教育勅語が読まれたようだ。

戦後は、総司令部/連合国軍最高司令部(General Headquarters / Supreme Commander for the Allied Powers:GHQ)の命令のもと、奉安殿は破壊された。当時小学生であった先生が通われていた学校の奉安殿は、学校の職員・児童全員が整列する前で爆破されたそうである。(とすると、某女子大学の奉安殿はなぜ残ったのか。)


午後からシンポジウム。学会のアイデンティティ、役割、思想史研究のありかたなどについて。

とりわけ、哲学研究や思想「史」研究(思想研究というのはあるのか?)の役割、その実証研究=社会学研究との関係、協働・共闘(?)の可能性について興味深く拝聴する。

あくまでひとつの意見として出された以下の位置付け方には同感。

哲学・思想史研究の役割 = 価値判断、概念の精緻化、理論の構築
   ↓基礎付けられた価値、「使える」理論の提供
社会学研究の役割 = 実証的なデータの提示、価値・理論に依拠した政策批判

わたしはもともとバングラデシュをフィールドに実証研究をしていたが、「現地調査したから何なのか、調査して明らかになったことが正しいのか間違っているのかどう判断すればよいのか、調査したってそれは判断できない、判断するためには何らかの価値・規準に依拠しなければならない、しかしその価値・規準は実証からは出てこない」と考えて、哲学のほうへやってきた。

ダッカでは、次のようなことがあった。

「お金をくれ」とその小さい手をわたしに差し出す少女に、わたしはどう応じればよいかわからなかった。現地調査をするわたしは、どうすればよいかわからなかった。
現地調査は、「お金をくれ」という少女が存在することを明らかにするであろう。そのような子どもが何人いるか、どの地域に多いか、調査はそれを明らかにするであろう。
では、「お金をくれ」という少女がいるという現実にどう応じればよいか、それを現地調査は教えてくれるであろうか。
教えてはくれないようにわたしには思われた。
もちろん、そのような少女がいる、だから政策的に資源を再分配すべきだ、と主張することはできる。
しかし、「なぜ再分配すべきか」に調査は答えてくれない。「そのような少女がいる、だから政策的に資源を再分配すべきだ」という順接は自明ではない。そのような順接は、「再分配」という価値判断を前提にしてはじめて可能になる。だから、その価値判断が正しいのかどうかは現地調査=実証研究は議論しない。それは議論の対象ではなく、議論の与件となる。
では、価値判断それ自体については議論してなくともよいのであろうか。
わたしにはそうは思われない。
では、議論は誰が・どこですればよいのか。
わたしにはそれが、哲学や思想と呼ばれるものたちであるように思われたのであった。

上記のような哲学・思想史と社会学の位置付けに共感をおぼえたのは、そうした来歴(短いけれど)があったからだと思う。(この点については、別途議論したい。)




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学会のフォーラム、総会、シンポジウムが行なわれた記念講堂(明治41(1908)年2月着工、翌明治42(1909)年10月竣工)
講堂内部の写真も撮りたかったが、学会参加者がたくさんいて恥ずかしかったので撮らなかった。

わたしの通っていた高校にもこのような講堂(明治22(1889)年創建のようだ)があった(いまでは歴史博物館になっている)。

似ている気がする。




16時終了予定のシンポジウムは16時30分まで超過。

ホテルに歩いて戻って(歩くと某女子大学から20分―30分かかる)荷物を受け取って、JR奈良駅へ。JR奈良線各駅停車京都行に乗って京都を目指す。乗車中、8月末の京都での学会時のお土産として「阿闍梨餅」をすすめてくれた友人にメールして、今度は何がよいかを訊ねる。京都駅ではその回答メールを見ながらお土産を探し、1番最初に見つけた「千寿せんべい」を買う。

そして、前回の「各駅停車の新幹線に乗る」という失敗に学び、乗る前にきちんと停車駅を確認してから「のぞみ」に乗る(はじめ座れなかったが、名古屋で席が空いたので、以降座ることができた)。

東京駅で乗り換えて人工都市へ。

駅からは、がらがらとキャリー・ケースを引きながら歩いて帰る。途中、「あ、ビール呑みたい。だけど、部屋にはない。でも、呑みたい」と思って、すこし遠回りして某ドラッグ・ストアに寄って缶ビール(秋味ね)を買う。

23時頃アパートに着く。シャワー、ビール、ぐー。


14日(日)、学会翌日。

10時頃起きる。布団を干したり、シャワーを浴びたり、洗濯をしたり、米を炊いたり。

午後から研究室。書評論文を書かねば。


あ、今日はくらもの誕生日だ。


@研究室
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by no828 | 2008-09-14 18:41 | 日日
2008年 09月 14日

亀山結婚式2次会企画

幹事チームのみなさま

Since September 8, 2008
Last updated:September 10, 2008 (at noon)
→ さがらん案の追加とそれに付随した内容の追加・修正

(* このエントリは、ひとまず9月14日まで第1面に載せることにします。それまでのエントリは、この下に表示されることになります。
** このエントリは、亀山結婚式2次会企画用です。試行錯誤です。なお、すぐ下のエントリは2次会のご案内になっています。出欠のご連絡がまだの方は9月11日までにお願いします。)

2次会の企画(案)を整理してみました。情報は随時更新する予定です。


【2次会の考え方】
○新郎新婦ができるだけ多くの参加者とふれあえる場にする。
○異なるコミュニティ(大学、会社など)の人びとが集まるので、企画内容は全員が楽しめる・理解できるものにする。
○(Last but not least)新郎新婦にとってよい思い出となるようにする、新郎新婦が楽しめるようにする。

【式の形式】
○立食

【参加者の属性および人数】*最大で90名。新郎の会社上司、新郎新婦の親御さんは出席せず。
○新郎大学同期=30名
○新郎会社関係=30名(20代から30代が中心)
○新婦関係=30名

【役割】
○司会 *山田アナ以外。ひー。

【当日進行フロー】
○受付時間 *30分は必要。19時30分から19時45分の15分間で90人を受け付けるのは厳しい。

【予算】
○およそ8万円 *会場費、食事代を除く。

【企画内容】
○配布
・「ブライダル新聞」

○映像
・オープニングは2人の写真をアトランダムに並べたものを流す。

・式のあいだ、何かしら流しておく。

・新郎新婦の出会いから結婚までの物語を、映画の名場面をつなげて映像にする。

○新郎新婦と参加者のあいだのコミュニケーション
・参加者からメッセージ(ポラロイド・カメラで撮った参加者の写真付きだとなおよい)をもらい、それを新郎新婦に渡す(渡す時間は全体で最低でも30分)。そのとき新郎新婦と参加者が話す。あるいは、写真は壁掛けホルダーに入れ、それをあとで新郎新婦にプレゼントする。

・新郎新婦記者会見。事前に質問を集め、それをスクリーンに映し出しながら行なう。司会の技量が問われる。山田アナ!

○クイズ
・新郎新婦に関するクイズを参加者に出す。「新郎/新婦にとって思い出のデートとは?」などの質問を予め企画側から新郎新婦にしておき、答えを用意する。当日は、参加者がそれに答える(答え方をどうするか)。あるいは(ここからは思い付きです)「思い出のデート場所は、~である。○か×か」のように○×クイズ形式にする。とりあえず最初は全員参加になるのでよいかなと思いました。
 なお、質問例は以下のとおり(ちひろ案を踏襲)。
・新郎の手料理で新婦がもっとも好きなもの
・相手の第1印象
・新郎が新婦に惚れたところ

・さがらん案:事前(受付時)に解答用紙(多肢選択式)を配っておいて各自に考えておいてもらい、式の途中(終わりのほう)で答えあわせをする。
 具体的にはたとえば「新郎が新婦に結婚してからもこれだけは許してほしいと思っていることは?」みたいな設問に対して「①休日は昼までごろごろ、②自転車旅行、③友達とサッカー、④(忘れた)」というのが書いてあるわけです。こういう選択問題が10問ほどあって、その答えはゲストひとりひとりに記入しておいてもらって、のちほど回答を本人たちから発表!というかたちで進みます。
 全問正解者にはプレゼントが、もっとも正解数が少なかった人には罰として1分スピーチが課せられました。ということで、答えは相談せずに一人で考えるようにと言い渡されていました。
 これのよいところは、以下の5点。
1.新郎新婦の人となりを具体的に想像することができる。
2.選択肢に書いてあるキーワードをもとに、ゲスト同士での会話も盛り上がる。
3.全員が参加することができる。
4.スピーチを誰からしてもらうのか当日その場までわからないおもしろさ。
5.回答発表のときに、新郎新婦からの生の補足コメントをもらえる。
 ちなみに他の問題では、①新郎・新婦の幼少/学生時代の驚きエピソードや、②はじめて2人で観に行った映画、③結婚後新婦が新郎にできればやめてほしいと思ってることなどが問題になってました。「ふたりのことを知る」という点では、楽しく効果的だし、パーティの開始時から伏線をはれるので、結構よい企画だと思います。

○新郎新婦のあいだでサプライズ 
・新郎から新婦への手紙ないしビデオレター
*新婦から新郎へのサプライズもあったほうがよいのではないか。→ 山本幹事が新郎新婦との事前打ち合わせ時にひそかに新婦と相談する。

【会場装飾】
・基本的に幹事チームで行なう。
・受付のウェルカム・ボードを作る。

【機材】
○無料
・マイク4本(うち有線2本)
・音響(会場側は基本的に関与せず)
・照明
・ピンスポット
・テーブル・椅子
・パソコンの延長コード

○有料
・オペレーター(15,000円ほど)
・追加マイク(1本ごとに4,000円)
・プロジェクタ+スクリーン(20,000円)

○幹事チームで準備するもの
・ポラロイド・カメラ

以上


ご意見募集します(幹事チーム以外の方からも)。
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by no828 | 2008-09-14 11:59 | 掲示板