思索の森と空の群青

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2008年 09月 18日 ( 1 )


2008年 09月 18日

すでにそこにある価値 は 誰の価値?

雨 のち 晴れ で すごく暑い

朝から書評の木曜日。

お昼前に12時15分開始の授業用文献を読む。市民社会論。

たとえば、日本には欧米発の概念である「市民」や「市民社会」はなじまないといった主張がなされるが、わたしはこの「なじまないからダメなんだ」という考え方になじめない。
たしかに文脈は大切だけれど、だからといって文脈(すでにそこにある価値)がすべてではないように思う。かつてシンガポールの某首相は「アジア的価値」を言い出して、「わが国には民主主義はなじまない。民主主義を押し付けるな」と言って「開発独裁」を正当化しようとした。これに対して、経済学者・哲学者のアマルティア・センは「そんなことはないよ」と反論した。「民主主義」の思想的淵源はアジアにだってあるんだよ、と。

文脈(すでにそこにある価値)について、教育に引き付けて(思い付きで)言えば、一方では文脈を構築するのが教育なのであり、他方、文脈を壊すのも教育なのである。前者がモダンで、後者がポスト・モダン。

「教育」とは一体何なのか。

17時からゼミナール。いつもは参加者10名弱なのに、今日は14名。いつもの部屋が狭くて別のところを押さえる。暑い。

議論は19時すぎまで。肝心なところに説明や議論を集中させていれば18時30分には終わっていたと思う。冗長な説明、冗長な議論をしないようにしよう(自戒を込めて)。

そのあと某卒論生の相談にのる。論文の構造をすこし整形するも、先行研究との差異がいまいち明確ではない。つまり、研究のオリジナリティがない。が、「もう書きはじめて」と言う。「書くのをおそれてはいけないよ」(自戒を込めて)。書くことでブレイクスルーが生まれることって結構あると思うから。

それから本腰を入れて書評に取り組む。「4,000字前後」という文字数は長いのか短いのか。よくわからない。

締め切りは明日19日。メールで送信。


@研究室
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by no828 | 2008-09-18 22:27 | 日日