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思索の森と空の群青

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2008年 01月 07日

ポテトサラダを食べながら「やはり結婚の第1の波が来てるな」と思う月曜日の夜

くもり 少し 雨

午前中、卒論指導。序章と結章のあいだにずれ。論旨に乱れ。
研究の枠組み、論理の積み上げ方を一緒に再確認する。自戒を込めて。

午後から「ニード/ニーズ」についての文献を途中まで読む。
福祉国家、代表=表象、・・・もう少し早めに読んでおくべき本であった。

その人が「必要である」と感じたものは何であれ充足されなければならないのか。
極端なことを言えば、「わたしはあなたを殺す必要がある」という言明は認められるのか。

<あなた>が「必要である」と感じたものを満たすのは<あなた>自身なのか、それとも<あなた>以外の誰かなのか。

<あなた>のニード/ニーズを満たすのが<あなた>自身ではなく<わたし>であるとするならば、それはなぜなのか。
どのような条件のとき、<あなた>のニード/ニーズを満たす主体が<あなた>自身から<わたし>へと移行するのか。

きちんと読もう。


西の方で研究生活を送っている友人からのメールを昼に開いた。
彼のブログでの言い回しからうすうす予感はしていたが、やはり結婚の報告メールであった。

よかったね。おめでとう。今度奥さんの写真見せてね。

# by no828 | 2008-01-07 22:58 | 日日
2008年 01月 04日

節子さん

午前中は雪、午後から晴れ、帰筑は明日。

母と買い物に行く。
買い物先でたまたまひとりで歩いていたら、母校の中学の事務員さん(節子さん)に偶然会った(初詣のときも擦れ違った)。

節子さん:ああ、どうもー。
わたし:あ、こんにちは。明けましておめでとうございます。
節子さん:明けましておめでとうございます。今、何してるの?
わたし:大学院で研究生活を送っています。
節子さん:将来はどういう方向に進むの?
わたし:学者になろうと思っています。大学の先生とか。
節子さん:あー、それ合ってると思う。大学の先生っぽいもの。
わたし:そ、そうですかね・・・(どのあたりが「大学の先生っぽい」のであろう?)

というか、そもそもわたしのことを憶えてくださっていてありがとうございます。

買い物のついでに、帰りの汽車と電車で読むための小説を買おうと本屋に寄る。

本が少ない。

学術書がない。新書がほとんどない。小説もあまりない。

偏った意見かもしれないが、わたしは本屋が充実していない街は衰退するのではないかと思っている。

(書いてみて思うのは、これは「偏った意見かもしれない」ということではなく「明らかに偏った意見だ」ということである。)

本屋からは結局何も買わずに出てきてしまう。これで明日は学術書(あるいは論文)を読みながら帰るしかない。

さて、戻る準備をせねば。

# by no828 | 2008-01-04 22:40 | 日日
2008年 01月 03日

箱根駅伝に思う

晴れ。少しだけ雪が舞う。

わたしは幼い頃から箱根駅伝を観てきた。

わたしの幼い頃は日本体育大学(日体大)や大東文化大学が強かった。両親の話によると、わたしは「大きくなったら日体大に行く」とか「大東文化に行く」とか言っていたらしい。「らしい」というか、事実、言っていた。そう言ったことをわたし自身も覚えている。

今年の箱根駅伝は往路はしっかり観ることができた。
復路は母方の実家に年始の挨拶に行ったために8区以降は観ていない(母方の実家では叔父たちと昼間から酒を呑んでしまった)。

往路では順天堂大学が棄権した(復路でも棄権校が出たようだ)。

往路では早稲田大学が久しぶりに優勝した(ちなみに、早稲田の駅伝部のコーチはわたしの高校の陸上競技部の先輩である。「陸上で食っていく」と言っていた先輩は、今、陸上で食っている)。


箱根駅伝を観て思うのは、監督(指導者)は大会まで、そして大会中、選手たちにどういった言葉を掛けてきたのか、どういった思いで選手と向き合ってきたのか、ということである。


日頃から、「人を育てる」とはどういうことか、を考えている。これは研究テーマとも密接に関わることでもある。

だから箱根駅伝を観ていても、また、他の物語に接しても、「育てられる側」よりも「育てる側」の心持ちを想像してしまう。

しかしながらこのことは、「わたしが人を育てることに向いている」ということも、「わたしがすでに人を育てるに値する人間である」ということも意味しない。

人を育てる側の人間は、他者の成長とともに、常に自らの成長を目指していなければならないと思う。
「わたしは人を育てるに値する人間か」という問い直しを常に行なっていなければならないと思う。


最近のメールのやり取りのなかで、ある友人から「わたしの夢は自分の子どもをあなたの下で学ばせることだ」と言われた。

すごくうれしかった。

彼の子どもを預かれるように、わたしは知性と人間性の双方に磨きをかけていかねばならない。

気持ちをばしっと引き締めていこう。

# by no828 | 2008-01-03 23:19 | 日日